ラグビーワールドカップ2019

日本は惜しくも3-20で強豪南アフリカを前に決勝トーナメントの、敗退が決まった。正直、こんなに日本中で大きな盛り上がりとなるなんて大会前は予想していなかった。

ラグビー日本代表の選手のみなさんには心からの御礼を言いたいし、
誘致から開催までご尽力いただいた関係者の皆さまに敬意を表したい。
まだまだ続く、ラグビーワールドカップが更なる盛り上がりを見せてくれると思います。

私は、福岡県立福岡高校ラグビー部(福岡堅樹選手の母校)で3年間、早稲田大学のクラブチームで2年間プレーをしていました。私の考えるラグビーの魅力は、15のポジション(役割)があり、それぞれの互いに尊重し合うこと。

体が小さくても大きくても、たとえ苦手なことがあっても、長所や特技を活かすことができる。例えば、足がとにかく早い、スローインが得意、タックルが好き…。などなど何でもいい。誰にも負けない何か(ハートでも)あれば強い武器となる。高校同期のキャプテンは中学は将棋部。ただし、腕相撲は誰にも負けないということで、スクラムの最前列で当時の福岡選抜にも選ばれていた。

普段の生活や練習に対する取り組みや考えも様々で、クールなヤツもいれば、熱すぎるくらいのヤツもいる。でも、それぞれが各自の役割に対して責任を持って果たそうとする。

グラウンドに立てば、チームの勝利のために全員が体を張って、
献身的にプレーをする。仲間のためにどれだけ体を張れるか。そして、自分の役割を果たせるか。だからこそ、仲間の献身的なプレーには敬意を表し、称賛する。

ラグビーでは他の競技に比べて、 得点した本人が称賛されることは少ない。トライは全員で作り上げるもので、最後にトライしたプレーヤーは「当然のことをしただけ」となる。

それよりも、その前のパスをした者、その前の前のタックルで流れを変えた者が大きく称賛をされる。そのトライ1つに関わった全ての人に対して、プレーヤー全員で感謝をする。

応援してくれる全ての人はもちろん、水を運んでくれた後輩、
テーピングをしてくれたスタッフ、朝、送り出してくれた家族にも感謝をする。

政治家の中には「スクラムを組んで!」とか「ノーサイドの精神」とか「ワンチームで!」とか、「One for all. All for one.」と言う人がいる。

ラグビー経験のある政治家の1人として、
今の閉塞して他を排斥するような世の中ではなく、「多様性を認め合う」とか「他者を尊重する」とか「お互いさまに支え合う」そんな世の中になるように発信していきたい。

イオンモール福岡のパブリックビューイング前にて。
息子も赤白のジャージ。私も赤白のネクタイで 。
かすやドーム にてタグラグビー体験会を見学。
1歳半の娘と。