【記事タイトル】 南蔵院 防げ「観光公害」 ・訪日客のみ拝観料 ・迷惑行為増 ・警備、清掃費に

【記事要約】
・訪日客1人300円の拝観料を5月から徴収
・団体の訪日客は、1人200円
・18歳未満の訪日客:無料
・長期滞在の外国人:無料
【拝観料に対する反応】
紙面では賛成意見が多いと紹介。
拝観料を払った訪日客の好意的なコメントも紹介。
二重価格の問題と外国人差別という意見も紹介。
【私見】賛成
自分も海外に行った際は、現地の寺社などに「拝観料」を支払った。
「徴収された」と言うよりも、現地の文化や歴史、現在も生活されている方へのリスペクトを表した意味のあるもの(=対価)を支払ったという感覚。受動➡能動
拝観料で更に魅力的な施設や地域が実現するのであれば、「WIN-WIN」だと考える。
※ストローマン論法にやられそうなので、慎重にコメントしたいと思います。
【その他】
住職のお言葉「国策でインバウンドを増やそうとするなら、行政はマナーの周知にも責任を持つべきだ。」
➡激しく同意(元議員としても私人としても)
篠栗町には、「観光協会」、「産業観光課」など近隣市町にはない「観光」を冠する組織や部署があります。他の市町村の取組も見てきましたので、公がもっと積極的に旗振り役をして町内の施設や事業者と協力できないかと思う事が多くあります。
また、町議会でも我が町の実態調査や他自治体の事例研究をして、これからの観光施策を巡る議論を活発にして欲しいと思います。元県議として、県庁の観光を所管する商工部や各地の観光協会、交通事業者や旅行会社等と地元を繋ぐ仕事をもっとするべきだった、させてもらいたかったと後悔しているところです。
例えば、こんな工夫や取組みができないかな…と(記録しておきます。)
①曜日や時間帯、場所を決めて、通訳や案内・警備を配置する。
訪日客に対して、参拝マナーやルールの周知と同時におもてなしも行う。
②上記①のように、訪問日時をコントロールできれば、混雑緩和にもつながる。
また、訪日客にとっても満足のいく案内やサービスの提供にもつながる。
③経費削減+αで①のボランティア募集
観光学科のある九産大に協力要請し、新しい視点で町の魅力を最大化する。
日本語学校などにも要請し、外国にルーツを持つ方とともに啓発する。
また、訪日客だけでなく、外国にルーツを持つ住民(町民)、労働者が増えてきたことで、ゴミ出しのルールや騒音など生活環境を巡るトラブルが増加していると聞きます。記事の中の住職のお言葉をお借りして、、、
町の施策として「企業誘致」を強力に進めるのであれば、様々な住民が共生するための環境整備や相互理解のための取組も行政は強化していくべきだと考えます。
糟屋郡の他の町議会では、一般質問は2日に渡って行われていますが、篠栗町は1日、場合によっては半日で終わります。短時間でもしっかり実のある議論をしていただきたいものです。