#最近のお問い合わせ内容

#最近のお問い合わせ内容

この1週間コロナ支援策などに関するお問い合わせに加え、様々なお問い合わせやご意見を頂戴しました。最も多いものが『検察庁法改正』について。私も#検察庁法改正案に抗議します!と、SNSで発信させて頂きましたが、15日(金)に篠栗町内に西日本新聞朝刊と共に配布された『篠栗新聞』の記事にあった地元代議士のSNS投稿の内容(私もSNS本体を確認済)やその後の報道などが更に拍車をかけたように思います。「(代議士は)お忙しい方なので、短い文章の中でお伝えできていない部分があるのでしょう。」ということを前提に、私や野党に対するご意見やご批判をお聞きする一方で、あたたかい激励のお言葉も頂戴しました。

【私への主なご質問とご意見(賛否あり)】

① 県の支援策に関するご質問(作成し新聞折り込みさせて頂いた一覧表について)他、教育関係も多め。

② 各リーダー(各知事や首長)のコロナ対応についてどう思うか?

③ 地元課題について(●●町の支援策、福岡市の支援策と比べて××だ等)

④ なぜ野党は(残念ながら)欠席したのか? それに対してどう思うのか。⇔しっかりと反論すべき!

⑤ 野党はコロナウイルス対策に取り組んでいないのか?⇔しっかりと反論すべき!(印象操作に負けるな。)※④、⑤は篠栗新聞読者と思われる方から。

【④⑤に関して以下、私の考えです。法改正について触れない議員も多いですが、恐れずに発信します。】

大前提として、この大変なコロナ禍において、国民に対して大きな負担、自粛要請をしている最中に、「敬意、感謝、絆」で一丸となろう等と呼び掛けておきながら、不要不急で分断必至の法案を強引に通そうとしたことが信じられません。そんな中で、多くの方々が検察庁法改正に対して、NO!を突き付けたことで大きな世論となり、政府・与党を動かし、採決を見送る結果となったことはとても意義あることだと思いますし、今後も継続して意見していかなければならないと思います。

(追記:強硬姿勢を見せていたのに、検事長の不祥事発覚後に「国民の理解が得られない」として見送ったことも理由は何にせよ信じられません。)

一方で、芸能人や著名人、若者が改正案に抗議する意志表示をしたことに対する批判の大きさに驚くとともに、民主主義を守るため、未来のために立ち上がろうとすることさえ咎められることは、非常に残念です。日本の政治に対する不信や無関心(のふりをしなければならない)の根源はこうしたところにあるのではと強く感じました。「ミュージシャンは歌だけ歌ってろ!政治を語るな!」など乱暴な意見が目立ちましたが、そうした意見を述べられる方には特に、検察OBの方々が意見書を出されたことを重く受け止めて頂きたいと思います。私自身も勉強不足で理解ができていない部分もありますが、様々な方の意見をお聞きしながら、私の立場、意見はしっかりと発信していかなければならないと感じ文章にしています。(数日に渡って文章作成しているために、時系列がおかしい箇所もあります。)

【国家公務員法の改正についての考え】

少子高齢化をはじめ社会的背景の変化への対応や諸問題を解決するために、国家公務員の定年引き上げが必要であるということは理解していますし、ここまでは私も賛成です。加えて、民間企業に勤務していた者としては、どの業界においても若い方が活躍できる土壌を作りつつ、ベテランも若手も共に活躍できる社会の仕組みを作っていくべきであるとの考えから、国家公務員法の改正には賛成です。重複しますが、スピード感をもって法案審議したい与党と慎重に審議したい野党の妥協点として、国家公務員法の改正と検察庁法の改正とを切り離して考えるべきであると思います。なぜ、両法案とも見送らなければならなかったのか?その点も分かりません。

【検察庁法改正の問題点ついての考え】

先述の④の質問に関連するのですが、内閣委員会で議論されたことも問題を複雑化されたと考えます。

「スピード感をもって」多くの法案の成立を目指すため、国家公務員法の改正と相関関係のある検察庁法改正を「束ね法案」として審議するという与党の主張からすると、野党が足を引っ張るという表現になるのだと思います。が、今回の一連の流れは多様な意見を認めない、かなり強引で危うい動きだと思います。慎重に審議を行うために、森法務大臣の出席を求めた野党の主張が認められなかったために、野党は欠席をしたものだと私は認識しています。さらに、内閣委員会においても、勤務延長特例の具体的要件勤務延長を認める要件が具体的に決まっていないこと、明確な答弁ができないことが問題であり、特定の人物の定年を恣意的に延ばすのではないか?と疑念を持たれる可能性があること自体が問題であると考えます。それを想定できない政権も問題だと思います。(私自身、首相を信用していませんが)百歩譲って、現政権で恣意的な人事が行われなかったとしても、今後の時の政権がどうなるのか?は誰にも分からないはずです。

【問題点】

そもそも、なぜここまで問題が大きくなってきているか?透明性がないものが積みあがっているからだと思います。実際に「違法性はない」として何でもグレーゾーンを走り続けてきたことが問題だと感じます。

まず今年の1月末に、黒川検事長の勤務延長を閣議決定しています。(強引に閣議決定する印象で)定年を迎える一個人の勤務延長について、わざわざ閣議決定しなければならない明確な理由が分かりません。閣議決定の法的根拠が何なのかも分かりませんし、法解釈の変更って?そもそも、そんな大切な決済なのに、文章でなくて口頭でいいの?と「??」の連続が今日の不信に直結していると思います。更に、国家公務員法の定年制の規定について、政府が39年前(私も生まれる前)の国会で、検察官には「適用されない」と答弁していたことは、国会や報道でも大きく取り上げられました。

火のない所に煙は立たぬと言いますが、まさにその通りだと思います。地方議員が!とか新人議員が!(黙れ)との批判も多くあるかと思いますが、地域・地元のみなさんとしっかりと意見交換をさせて頂き、いいことはいい!悪いことは悪い!とシンプルに発信していくこと。前述のように、政治を語るな!という風潮を変えたいと思っています。政治は一部の方のものではなく、皆さんが未来を語ることが政治だと思います。新しい生活様式というワードが先行しますが、改めて他者を思う事を大切にしなければならないと思います。まずは、地域から。