【テーマ】スマートシティ、スマートドローン、AIオンデマンド交通、MaaS
【視察先】 東京都豊島区、東京都千代田区
● Community Mobility株式会社 様
● KDDIスマートドローン株式会社 様
○スマートドローンの活用について
【視察のポイント】
○AIオンデマンド交通mobi
同様のAIオンデマンド交通は、私の地元の宇美町やお隣の古賀市、福岡市東区、宗像市などでも運行されています。今回の私の着目点は、運行に至る地域事情の違い及び参入する側のビジネスモデルの違いです。 視察地の豊島区では、「交通弱者へのきめ細やかな対応」、「将来の都市活動を支える交通サービスの提供」を目標に、同社がバス路線網が脆弱であった豊島区大塚地区で運行をしています。同社の親会社が高速バスの運行会社であった事。また、既存の予約センター(スマホ予約が苦手な方には電話対応)を持っていた事。行政の補助金ではなく、定額制の会員拡大と近隣の企業と協定を結ぶ等して基盤をつくろうとされている事(企業側は社員の福利厚生となる)既存の公共交通とも共存できる独自のビジネスモデルを築いている事などが印象的でした。
※オンデマンド交通は予約をすると運行する乗り合いの公共交通機関です。
mobi: https://travel.willer.co.jp/maas/mobi/toshima/
○スマートドローンの活用
モバイル通信とドローンを組み合わせたスマートドローン事業によって、遠隔操作で、人に代わって荷物を運んだり、建設や農業の現場での活用や災害の状況等の確認を行うことができます。実際に、被災地に物資をドローンで運ぶ際、他社の通信網ではドローンを安全に飛行させることができずに、自治体から要請を受けたKDDIが代わって物資の輸送を行った事例も紹介されました。法改正による「レベル4飛行解禁」で、これまで目視でしかドローン運行できなかった場所でも、ドローンが飛び交い、活用領域が広がることが期待されています。
また、空中ドローンと水中ドローンが合体した「水空合体ドローン」を開発し、世界で初めて
自律飛行と水中の撮影に成功した事例の紹介もありました。
空飛ぶ車も本当に現実のものとなった今。
度重なる災害に見舞われている本県において、スマートドローン事業は、様々な用途があると考えます。