【テーマ】廃校の利活用、スポーツ振興、地域振興、障がい者福祉
【視察先】茨城県笠野市 (旧笠野市立東中学校)
● 株式会社茨城県民球団 様
● 株式会社茨城プラネッツ福祉センター 様
6月の管内視察で北九州市の廃校跡地の利活用策を視察しましたが、更に他地域での取り組みを調査研究するために笠野市を訪問。
同施設は、2015年に廃校となった中学校の校舎・敷地(約3,000㎡)を市から借り受け、農業や飲食事業を手掛ける①㈱アドバンフォース、就労継続支援(A型)、放課後デイ等を運営する②㈱茨城プラネッツ福祉センター、プロや野球BCリーグの「茨城アストロプラネッツ」の運営と管理を行う③㈱茨城県民球団の活動拠点として利用されています。カフェやトレーニングジム等もあり、地域の情報発信基地にもなっている。
◆冨永のざっくり視察のポイント
ⅰ)農業×福祉
農福連携で名産の栗やサツマイモを栽培⇒加工販売
インスタ映えする大きなモンブランでおしゃれなカフェも運営(県外からも来店)
障がい者の方の作業工賃を高水準で確保
ⅱ)スポーツ×福祉
NPB選手も輩出している茨城アストロプラネッツ
訪問時も外国人選手が体育館(人工芝)で練習をされていた。
選手が障がいをもったお子さんに対して放デイと連携し、スポーツ指導
ⅲ)スポーツ×地域交流
選手、ファン、地域住民等で各種イベントや近隣の美化活動
総括)
視察報告②の犬の保護シェルターでは大企業1社が核となり、廃校活用、事業展開をされていたが、③では、複数社がそれぞれの強みを活かし、連携して運営を行っている。特に、茨城県民球団は、その名の通り規模の大小問わず、150以上のスポンサーに支えられて運営をされているとの事。