ここ数日、福岡県の県立高校の校則に関するニュースが多く流れています。
3月17日(木)に会派の先輩である佐々木允県議(田川市・2期)が予算特別委員会で教育庁高校教育課に
質問した際に示された資料を添付します。
※(1)~(7)は東京都の教育委員会が公表した項目に沿って作成したとのことでした。
【冨永の立場・考え】
全てがいわゆる「ブラック校則」だとは思いません。一定の校則、ルールや規律は「絶対に必要」であると考えています。
その中で、①時代遅れになっているもの②合理的な説明ができないものは、生徒と保護者、教職員で協議して改善する必要があると考えます。
私自身も中学時代に赤毛(地毛)など頭髪で厳しく指導をされた記憶があったことから、
当選後の2019年9月議会で頭髪をはじめとする校則の問題を以下のように取り上げたことがあります。
因みに母校の県立高校は個人を尊重してくれる校風で理不尽な指導等は一切ありませんでした。
【校則に関する冨永の議会で質問・主張動画】
⇒ http://www.fukuoka-pref.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod… ⇒ https://t-yoshiyuki.jp/report/report_image
2019年9月定例会の一般質問で資料中の『(2)地毛証明書の提出』について、
当時の教育長に行き過ぎた指導の実態があることを指摘した上で、以下2点を要望しました。
① 時代に即した校則にするために見直しを行うこと
② 2022年4月の成年年齢18歳引き下げに向けて生徒主体の校則となるようにすること
■2019年4月時点での状況。以下のポイントで教育長答弁がありました。
・約8割(約70校)で入学時に保護者等に「地毛」かどうかを口頭で確認している。
・約3割(約30校)が必要に応じて文書での申告を求めている。
・過去には、黒染めの強要など不適切な指導があったが、今はないことを確認した。
【今回の報道等を受けて】
3年前に質問した時に比べると、大きな進展があったと感じています。
生徒の皆さんや保護者の方々、先生方が積極的に見直された結果だと思います。この4月に成年年齢が18歳に引き下げられます。
「主権者教育」というワードが飛び交いますが、まさに自分たちの校則から考えることがスタート地点だと思います。
「自分事」として捉え、よりよい学生生活(人生)にするために。我が子(小1)にも伝えたいと思います。
【余談】
百貨店で10年弱勤務していましたが、「ツーブロック」を指摘されたことはありません。
清潔感が問われる接客業、営業職では、ツーブロックが好まれます。推奨されるケースもあると聞いています。
学校側から禁止される合理的な理由が聞けそうにないので、議会の帰りに自らのヘアースタイルを「ツーブロック」にしてもらいました。