福岡県には8つの離島があり、そのうちの1つ相島(あいのしま)は、新宮町の新宮漁港から町営渡船で約20分(480円)、沖合7.5キロにあります。『ネコの島』として特集され、国内外から多くの観光客が来られます。前回の国勢調査では、人口215人、そのうち65歳以上の方が6割以上と高齢化が続いています。年明けに真珠の養殖場の行政視察が予定されていましたが、海が荒れたため、船が欠航となり、断念せざるを得ませんでした。
今日は、島での久々のご挨拶まわり(ネコにも会い)に行ってきました。
先日、新たに設置された市町村振興局の担当者の方より、来年度からの離島振興計画(案)について説明を受けました。
★★『福岡県離島振興計画(案)』について
福岡県では、令和5年4月から改正離島振興法が施行されることに伴い、「福岡県離島振興計画(案)」(令和5年度~14年度)をとりまとめています。26日(日)までが県民の皆さまの意見を募集する期間だったのですが、私が投稿をするのを失念しておりました。
(案)について以下のようにまとめられています。(詳細はリンクを貼ります)
●深刻な人口減少・高齢化等により、離島地域の抱える課題は、依然として厳しい状況にある。
例えば、医療・介護では医師や介護従事者の確保、 診療所や介護施設の運営、教育では教員の確保、交通では離島航路の確保等が厳しい状況に 置かれている。 また、生活環境においても小規模離島等において商店等、日常生活に必要な環境の維持をは じめ、上水道等の生活インフラの老朽化対策、移住者等向けの住宅の確保等が必要となってる。
●一方、離島地域の隔絶性の克服に向け、オンライン診療やドローン等 ICT 技術の活用や、再生 可能エネルギーの利用、観光業や水産業等における魅力的な地域資源の開発、離島地域に継続 的に関わりを持つ関係人口の出現等、新たな動きも生じてきている。
● 離島は、産業基盤や生活環境等に関する地域格差の是正等、取り組むべき様々な課題を抱えている。今日の離島を取り巻く状況を踏まえ、本県離島地域の自立的発展の促進、生活の安定、 福祉の向上及び地域間交流の促進を図るため、新たな離島振興計画を策定する。