会派勉強会『若年性認知症』について

2022.09.29.thu.(14:30-16:00)

県議会で所属している会派:民主県政クラブ(立憲・国民・社民・無所属)では、日頃から勉強会が頻繁にありますが、定例会中には、講師の方を招いての勉強会を行います。

今日は本会終了後に、「認知症当事者ネットワークみやぎ」の代表の丹野智文(たんのともふみ)さんをお招きして、認知症、とりわけ若年性認知症についてご講義いただきました。

丹野さんは、トヨタ系の販売店でトップセールスとして活躍されていた39歳の時に、若年性認知症と診断され、現在も同社で総務・人事担当として働きながら、各地での講演や当事者の方のサポート、行政の新たな仕組みづくりのために活動をされています。

講義の中で、誰もがなり得る病気であること。周囲の接し方、対応が非常に大切であること、正しく理解しないから偏見が生まれることを繰り返しお話しされました。会派も当事者のお声を聞くこと、教えて頂くことが最も政策立案にとって重要なことであると考えていますが、丹野さんからも同様の要望がありました。

現在、全国各地で認知症に関する条例が制定されているが、医師など専門家の視点、知見から成文化されたものが多く、当事者の声、視点が欠けていることがある。福岡県で条例化するときには、当事者の視点を入れて頂きたいとの事でした。丹野さんが若年性認知症と診断されたのは現在の私と同じ39歳。

若年性認知症について更に勉強し、当事者の方が暮らしやすい地域や福岡県を実現するために何が必要なのか考えていきたいと思います。