【文字起こし】浦野まさゆき篠栗町議一般質問~池の端区の強風被害の実態把握と今後の対応について

6月7日(水)篠栗町議会の一般質問を傍聴してきました。私自身もご相談を受けていた内容ですので、急ぎ文字起こしをしました。尚、正確でない部分もあると思いますが、修正、更新を繰り返していきます。ご了承願います。

※篠栗町議会のホームページで後日、掲載されると思いますので以下、リンクを張り付けておきます。

https://www.town.sasaguri.fukuoka.jp/soshiki/gikai/1_1/863.html

O議員(浦野 雅幸) はい。

それでは、2項目めの、「池の端区における強風被害の実態把握と今後の対応について」お聞きいたします。選挙戦を通して、改めて地域の課題や住民の方のお困り事をいろいろ聞かせていただきました。中でも、池の端区の方から、強風によって家屋の損壊が繰り返され多額の修繕費用を要してきたこと、また台風時にはホテルへの避難を余儀なくされていると。長年にわたり、恐怖と不安の中で生活しておられたことを知り、胸が張り裂けそうな思いでございます。北地区産業団地の開発が進んでいた平成28年頃から、風向きが変わり、平成30年から、毎年強風によって家屋が損壊され、損害が出始めたと住民の方は証言されています。

そこで、以下お聞きいたします。

まず1点目に、「当地での強風被害について、いつ、どのようにして把握されたのか」をお聞きいたします。また、町民の生命、財産に関わる重大な問題に対し、早急に対応すべきと考えます。今後の町の対応について、現在の進捗状況を含め、お聞かせください。

先述の住民の方の証言よると、北地区産業団地の開発が進んでいた平成28年頃から風向きが変わり、平成30年からは、毎年強風によって家屋が損壊したとのことです。

そこで、2点目に、住民が証言されている「北地区産業団地の開発と強風被害の因果関係について」町の見解をお聞きいたします。また、同開発の前後で、近隣住民に対する説明やヒアリングは、十分に行われたのかをお聞きいたします。また、今回、私がお話を聞かせていただいた方以外にも、被害に遭っておられる住民の方がいるのではないかと推察するところでございます。

そこで、3点目に、町が主体的に強風被害について調査を直ちにすべきと考えておりますがお考えをお聞きいたします。

〇議長(荒牧 範) はい、答弁を求めます。三浦町長、どうぞ。

〇町長(三浦 正) 浦野議員の2問目の御質問「池の端区の強風被害の実態把握と今後の対応について」について、御質問にお答えいたします。

まず、工事の概要をお話しいたしますと、造成工事は令和2年4月30日に完了しており、樹木伐採においては平成29年8月31日から平成30年6月29日の工期で完了しております。

一つ目の御質問の、当地での強風被害について、いつどのようにして把握をされたのかを問う。また、町民の生命財産に係る重大な問題に対し、早急に対応すべきと考える。今後の対応について進捗状況を含め尋ねるということについてでございますが。

今年4月20日に、住民の方が都市整備課へ相談に来庁され、同月25日に区長が都市整備課へ相談に来庁されました、そして同日に区長から要望書が提出されました。日程調整にて5月23日に区長と住民の方々と現地にて、被害状況を担当課にてお聞きいたしました。対応といたしましては、同月26日に防風柵等の対応を行っている業者と現地確認を行いまして、現在、可能な対応策や概算費用計算について協議を行っているところでございます。なお、対策等も多様なため、適宜、区の方々と協議を行いながら進めていく考えでございます。

次に、住民の方が証言されている北地区産業団地の開発と強風被害の因果関係について、町の見解を問う。また、開発の前後で近隣住民に対する説明やヒアリングは十分に行われたのか、を尋ねるということについてでございます。近隣説明に関しては、平成29年8月29日にクリエイト篠栗にて住民説明会をまず行いました。40名の住民の皆様方の参加をいただいております。その後、平成30年4月26日に、地元の皆様と篠栗町工事施工業者との協議において、開発地の隣地の住民の方から、今回造成を行うことにより、山がなくなるため、風が強くなるのでは、という懸念の声をいただいておりました。

池の端区長からは、「篠栗町産業団地の開発により、九州大学の演習林が伐採されたため、近隣の3件の住宅に南側から風が直接吹きつけるようになり、特に平成30年、令和元年、令和2年の台風の直撃を受け被害が出ております。このことから南側に防風壁等の設置をよろしくお願い申し上げます」という要望書をいただいたところでございます。地元県議会議員の先生からもしっかり対応するようにとのお電言もいただいておるところでございます。町といたしましても、これ以上の台風による被害が起こらないよう何らかの対応対策をとらなければならないと考えているところでございます。

最後に、現在、当方が把握している以外にも被害に遭っておられる住民がいるのではないかと推察する、早急に町が主体的に調査を行うべきと考えるが、町長の考えを問うという御質問についてでございます。現在既に操業されている企業もございますが、今後も人が集う場としての整備を行ってまいります。まだまだ変貌進化の過程であり、その中でもいろんな課題が発生すると思われます。そういった課題と、近隣の課題も含めて、今後とも継続的な地元協議が必要であると考えます。その中で、皆様の御意見や御要望を聞いて、適宜対処してまいりたいと考えます。

以上です。

〇議長(荒牧泰典)浦野議員、再質問ございますか。どうぞ。

〇議員(浦野 雅幸) ありがとうございます。因果関係については、やはりある、多少なりともあるということでよろしいんでしょうか。

〇議長(荒牧 泰典) 町長。

〇町長(三浦 正) 因果関係があるということになりますと、例えば第三者的な学術機関にしっかりと調査をさせたり、いろんな対応が必要になろうかと思っておりますので、そこまではっきりと私どもは現時点で申し上げることは出来ませんが、実際、このような池の端区長からも御要望をいただいておりますし、事前の伐採時においても風が強くなるんではないかという懸念もいただいておりまして、これについてはまだはっきり分から⋯、その時の議事録には何もありませんけど、その時のやりとりとしては、今のところは分かりませんけれども、そうなった場合にはいろいろ対応するという約束事もしておるようでございますので、それに従って私どもも寧に対応していきたいというふうに思っているところでございます。

〇議長(荒牧泰範) 再質問ございますか。どうぞ。

〇議員(浦野雅幸) はっきりとは⋯、というところでございましょうが。今後についてはしっかりと対応していくということでよろしいでしょうかね。それでは、既に被害があって、修繕費等がかかっているという部分につきましてはどのようにお考えでしょうか。

〇議長(荒牧 範典) 町長。

〇町長(三浦正)  その件につきましても私どもは把握しているところでございます。これにつきまして私ども、いろんな他の事案等々も含めまして、どういうふうにすべきか今後考えていかなければいけないと思っておりますので、この場で御回答は差し控えさせていただきます。

〇議長(荒牧泰典) 再質問ございますか。はい、どうぞ。

〇議員(浦野雅幸) 今回の事案に対して、今後の対応は、町の姿勢を問われるものであるというふうに思われますので、しっかりと対応していただきたいというふうに思います。 以上で終わります。

〇議長(荒牧泰) 要望ですね。

〇議員(浦野雅幸) はい。

〇議長(荒牧泰範) はい。では次に進みます。

現地の視察調査を行う浦野町議(2023年5月某日)